山本 實彦

山本 實彦 やまもと さねひこ
生没年月日 1885(明治18)年1月5日~1952(昭和27)年7月1日
略歴 実業家、政治家、文筆家。
薩摩川内市東大小路町生まれ。
大学卒業後、新聞界に入る。「門司新報」主筆、「やまと新聞」特派員を経て、東京毎日新聞社社長に就任。1919(大正8)年、改造社を設立して総合雑誌「改造」を創刊。1926(大正15)年に刊行が開始された『現代日本文学全集』は爆発的人気を得て、<円本ブーム>の先駆けとなった。1930(昭和5)年、衆議院議員に当選し、中央政界に進出。戦後は協同民主党初代委員長を務めた。

里見 弴

里見 弴 さとみ とん
生没年月日 1888(明治21)年7月14日~1983(昭和58)年1月21日
略歴 作家。
横浜市生まれ。
本名・山内英夫。1910(明治43)年の「白樺」創刊に参加。泉鏡花に傾倒し、白樺派のなかでも特に現実主義的傾向が強い。短編小説の妙手で、人間心理の細やかな分析と描写は秀逸。それゆえ<小説家の小さん>と称される。主な作品に『善心悪心』、独自の<まごころ哲学>を披露した『多情仏心』、実家の有島家を題材とした『安城家の兄弟』、『極楽とんぼ』などがある。
1969(昭和44)年の来川をきっかけに、平佐西小学校を通じて父祖の地である川内との付き合いが始まった。